2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)総説 この記事では、概論と疫学・遺伝学と分子病態・1 FSHD1とFSHD2について解説します。 youtu.be FSHDスライド 目次 1. 概論と疫学 2. 遺伝学と分子病態 3. 臨床像と自然歴 4. 診断 5. 治療とケア 6. 進行中の臨床…
作者コメント Apple Watchをみて睡眠時間をあらためて確認すると、平均睡眠時間は4時間程度です。朝は起きられているし、日中の眠気も特にありません。無理に早く寝る必要があるのか調査してみました。 youtu.be 眠れなくても眠るべきかスライド 誰しも「健…
一過性の意識消失、けいれん運動、異常感覚・行動異常を主訴とする発作性疾患の診療において、真の「てんかん発作(Epileptic Seizures)」と「非てんかん性発作(Non-Epileptic Events)」の鑑別は最も重要かつ難度の高い臨床判断です。心原性・神経調節性…
ニパウイルス感染症(Nipah virus infection)は、オオコウモリ(フルーツバット)を自然宿主とし、ブタなどの中間宿主や汚染されたヤシ樹液の摂取、ヒト-ヒト感染を介して伝播する致死率40〜75%の重篤な人獣共通感染症(BSL-4病原体)です。発熱・頭痛・筋…
作者コメント 漢字を急に読めなくなったという側頭葉底面言語野の脳梗塞を経験しました。以前、研究に関わっており、引用文献の一部にも私の名前が入っています。背景知識があったので、リハビリの頑張り次第でかなり良くなる可能性が高いので、頑張りましょ…
「うすくち醤油(淡口醤油)」は、色が薄くあっさりした見た目から「減塩醤油」や「塩分が低い醤油」と誤解されがちですが、実際には濃口醤油(塩分約16%)よりも**約2〜3%塩分が高い(塩分約18〜19%)**という特徴を持っています。これは、熟成過程で色が濃…
急性期脳梗塞の治療戦略は、発症4.5時間以内の遺伝子組換え組織プラスミノーゲンアクチバタ(rt-PA / アルテプラーゼ)静注療法、発症24時間以内までの画像ミスマッチに基づく経皮的脳血栓回収療法(DAWN/DEFUSE 3エビデンス)、さらに近年普及が進むテネク…
神経痛性筋萎縮症(Parsonage–Turner症候群) 神経痛性筋萎縮症スライド youtu.be 目次 1. 疫学 2. 病態(病態生理) 3. 診断 4. 治療 5. 予後 6. 鑑別診断 疾患の要点 神経痛性筋萎縮症(PTS)は、突然発症する激烈な肩・上腕痛に続いて上肢の筋力低下・…
作者コメント 先日、ワーファリンからDOACに切り替えた患者さんから、薬代が急に高くなったから戻してほしいと言われました。その際に、採血費用が減ること、ワーファリンがちゃんと治療域に入っていなかったので、DOACの方がお勧めであることなどをお伝えし…
Long COVID(コロナ後遺症)の神経症状:メカニズムから最新治療まで Long_COVID_脳神経アプローチ_20260127_102416.pptx - Google スライド youtu.be Long_COVID_脳神経アプローチ_20260127_102416.pptx - Google スライド 目次 はじめに:Long COVIDの概…
作者コメント 衆議院選挙が近づき、消費税減税、社会保険料減額などが議論されています。日本の税制の最適解はどうなのか、Chat GPT proのDeep Researchが出した解答を紹介したいと思います。SFみたいですが、AIがどんどん賢くなって、政治家の代わりをする…
エンレストはなぜ心不全では「分2」が必須で、高血圧では「分1」でよいのか エンレスト_分1分2_スライド youtu.be — 同じ薬なのに用法が違う理由を、病態とエビデンスで理解する — 目次 はじめに:現場でよくある"モヤモヤ" 先に結論(これだけ覚えると診療…
日本におけるベンゾジアゼピン多用と見直しに関する解説 ベンゾジアゼピン系薬剤は中枢神経に作用し、脳内の抑制性神経伝達物質であるGABA(γ-アミノ酪酸)の作用を増強します。その結果、催眠作用(眠気を誘う)、抗不安作用(不安を和らげる)、抗けいれん…
嗅覚と認知症の関係 — 匂いが語る脳の変化 認知症診療において「匂い」に注目することは、近年大きな関心を集めています。嗅覚(きゅうかく)の低下は神経変性疾患の初期からみられることが多く、アルツハイマー病やパーキンソン病などで認知機能が障害され…
紙巻きタバコ vs 電子タバコ:健康への影響をエビデンスで読み解く 喫煙が健康に及ぼす悪影響は周知の事実ですが、近年は紙巻きタバコに代わる電子タバコ(ベイプ)や加熱式タバコも普及し、そのリスクが注目されています。この記事では、最新の信頼性の高い…
70代後半・白髪・薄毛なしの男性に、ミノキシジル外用は「意味がある」のか?―患者側の素朴な疑問を、エビデンスと添付文書から整理してみた― この記事では、まず前提:ミノキシジル外用は"何に効く薬"か・「白髪体質」だと効かない?:答えは基本的にNO・70…
妊娠と片頭痛の治療:急性期治療と予防療法 片頭痛と妊娠スライド 妊娠は片頭痛(偏頭痛)の症状に影響を与えることがあります。特に妊娠後期には発作が軽減する女性も多く、ある報告では妊娠末期までに約90%の女性で片頭痛が改善するとされています[1]。し…
橈骨神経麻痺スライド 橈骨神経(とうこつしんけい)は腕神経叢(わんしんけいそう)の後神経束から分岐し、上腕骨の後面(橈骨神経溝)に沿ってらせん状に走行して肘まで下り、肘付近で深枝(後骨間神経: 運動神経)と浅枝(浅橈骨神経: 感覚神経)に分かれ…
本日10万アクセス達成しました!! AI活用の軌跡と、なぜ今すぐ使うべきか 1. AIとの出会い:2年前から「課金して触る」 私は約2年前からAIを使い始めました 当初から無料ではなく課金して使っていました 理由はシンプルで 「どうせなら性能の良い状態で評価…
作者コメント 山本太郎さんが多発性骨髄腫になったため議員を辞職されるとのニュースには驚きました。多発性骨髄腫の知識は昔、血液を回ったときからアップデートしてなかったので、今回、知識整理してみました。昔ほど予後は悪くないようですが、大変な病気…
スマホは認知症の敵か味方かスライド 近年、スマートフォン(以下、スマホ)は中高年にとっても生活の必需品となりつつあります。患者さんからも「スマホを使っていたらボケ防止になるのかしら?」といった質問を受けることがあります。確かに、日々スマホで…
動揺病(Motion Sickness:乗り物酔い・車酔い・船酔い・VR酔い)は、乗り物の不規則な加速・動揺により、内耳前庭覚(三半規管・耳石器)、視覚情報、固有感覚(深部体性感覚)からの入力と、過去の記憶に基づく「中枢神経予測パターン」との間に矛盾・不一…
作者コメント BAFMEは振戦の鑑別で重要ですが、この10年でかなり病態がはっきりしてきましたね。遺伝子治療ができるようになる日も近そうです。 youtu.be BAFME_スライド 目次 疾患概要(定義・疫学・発症年齢・自然経過) 臨床症状 電気生理学的特徴(脳波…
作者コメント 核内封入体病(NIID)は認知症の重要な鑑別ですが、医師になった頃にはまだ一般的ではありませんでした。当時、担当していた方が亡くなられた時、今後の医学の発展のためにと剖検なり、それがきっかけで曽根先生の2005年のNeurologyの論文の中…
hinyan1016.hatenablog.com 現在、日本で流行しているインフルエンザは主にA型(H3N2亜型)です。直近5週間(2025年第50週~2026年第2週)の国内検出ウイルスの約93%がA/H3N2で占められており、A/H1N1pdm09は約1%と少数、インフルエンザB型は約6%にとどまっ…
作者コメント 慣れたら顔つきで分かりますし、ミオトニアや針筋電図で診断は難しくないのですが、ずっと不治の病でした。それが、最近、RNAのスプライシングの異常ということが分かってきて、治療薬の開発が急速に進んでいるようです。患者さんへ還元される…
後頭神経痛の生活指導:再発を減らすための「姿勢・首肩の負荷・睡眠」マネジメント この記事では、この記事で扱う「生活指導」とは・後頭神経痛の定義と臨床像・局所過敏について解説します。 youtu.be 後頭神経痛の生活指導スライド 本稿について 想定読…
作者コメント 妊娠するとLTGもLEVも濃度が下がって発作が起きる人が少なからずいます。LTGがすでに最大量にもかかわらず、濃度が3分の1以下になって発作が起きた症例を経験しました。その際に知識整理したので共有します。 妊娠でだけ発作が出るLTG症例:血…
カルバマゼピンの薬物相互作用:機序・臨床意義と対策 CBZ相互作用.pptx - Google スライド youtu.be 目次 はじめに カルバマゼピンの薬物動態と相互作用の基盤 抗てんかん薬との相互作用 抗菌薬との相互作用 抗血栓薬との相互作用 免疫調整薬との相互作用 …
作者コメント 口の周辺の違和感で来院される方は少なからずいます。他院で三叉神経痛と診断されて治療に反応せずに紹介になる人もいます。口腔心身症、口腔セネストパチーと三叉神経痛はしっかり鑑別する必要があるので知識共有します。 youtu.be 目次 はじ…