2026-09-01から1ヶ月間の記事一覧

腱反射が消えたあとに亢進したら何を疑うか|ギラン・バレー症候群と脊髄ショックで意味が正反対な理由【脳神経内科医が解説】

「反射が消えていた患者さんの膝蓋腱反射が、数週間後に3+まで亢進していた」——この所見をどう解釈するかは病態によって正反対の意味を持つ。腱反射が低下する病態の回復期に反射が亢進することは実際にあるが、脊髄ショックの反射復帰とギラン・バレー症候…

神経内科医が見ている血圧の真実|脳を守る血圧と、脳が乱す血圧【JSH2025・エビデンス徹底解説】

「血圧は、何のために下げるのか?」——そう問われたとき、多くの方は心筋梗塞や脳卒中を思い浮かべるでしょう。確かに高血圧は日本人の脳心血管死における最大の危険因子です。しかし、脳神経内科の日常臨床で見ている血圧には、実はまったく異なる2つの顔が…

【速報】Gemini 3.8 Flash High登場!3.7からの進化と他社AIとの比較を徹底解剖

2026年9月2日、Google DeepMindよりGemini 3シリーズの最新モデル「Gemini 3.8 Flash」が電撃リリースされました。前世代であるGemini 3.7 Flashの登場からわずか3週間という異例のアップデートです。特に開発者やAI実務者の間で大きな注目を集めているのが…

烏龍茶は本当に体に良い?―脂肪燃焼、血糖、心血管病から認知症まで科学的に検証【医師解説】

烏龍茶は「脂っこい食事に合う」「脂肪を燃やす」といった健康的なイメージが強いお茶です。ポリフェノールやカテキン、カフェインなど多くの生理活性物質が含まれていますが、医学的にどこまで効果が実証されているのでしょうか。本記事では、脂肪燃焼、血…

「頭部CTの被ばくは何回までなら大丈夫?」脳神経内科医が実際の数値で答えます|レントゲン・頭部CT・DATスキャン・PET・脳血管撮影の被ばく量一覧

「頭部CTは何回まで受けても大丈夫ですか?」——外来でよく聞かれる質問ですが、実は医療被ばくには「何回まで」という上限は設けられていません。1回ごとに「その検査で得られる情報が被ばくに見合うか」で判断するのが正しい考え方です。本記事では、日本で…

【2026年版】CT造影剤アレルギーと検査前リスクの真実|頻度・ヨード誤解・製剤変更

CT検査で「造影剤を使います」と説明された際、「アレルギーや副作用が出たらどうしよう」「ヨードやエビ・カニのアレルギーがあると受けられない?」「過去に蕁麻疹が出たけれどもう造影CTは二度と受けられないのか?」と強い不安を感じる方は少なくありま…

MRI造影剤アレルギーと副作用の真実|CTとの違い・アレルギー既往時の安全な再検査戦略

MRI検査で「造影剤を使います」と説明されたとき、「副作用やアレルギーは大丈夫?」「CTの造影剤で気分が悪くなったことがあるけれど受けられる?」「ガドリニウムが体に残るって本当?」と不安を感じる方は少なくありません。また臨床現場でも、過敏反応既…

帯状疱疹と大人のワクチン安心ガイド|ピリピリする痛みに気づいたら「その日」に受診【50歳からの予防戦略】

50歳を過ぎて「体の片側がピリピリ・チクチク痛む」「赤いブツブツや水ぶくれが出た」と感じたら、絶対に放置してはいけません。日本人のおよそ3人に1人が経験する帯状疱疹は、発症から「72時間以内」の早期受診がその後の痛みの長期化(帯状疱疹後神経痛)…

【2026年8月】脳神経内科の注目論文レビュー|NMOSD新薬第3相・BAD脳梗塞RCT・てんかんDOAC併用・原因不明脊髄症の新自己抗体まで専門医が徹底解説

2026年8月も脳神経内科・神経科学領域では臨床現場に直結する重要な論文が多数発表されました。AQP4抗体陽性NMOSDに対する新規抗CD20抗体の第III相試験から、BAD脳梗塞における抗血小板薬強化のRCT、実臨床で頭を悩ませる「てんかん×DOAC」併用時の抗発作薬…