外来指導テンプレート
50歳を過ぎて「体の片側がピリピリ・チクチク痛む」「赤いブツブツや水ぶくれが出た」と感じたら、絶対に放置してはいけません。日本人のおよそ3人に1人が経験する帯状疱疹は、発症から「72時間以内」の早期受診がその後の痛みの長期化(帯状疱疹後神経痛)…
心不全の生活指導で「塩分は1日6g」「水分は1.5Lまで」「体重が2kg増えたら受診」と伝えていませんか。2025年に7年ぶりの全面改訂を受けた心不全診療ガイドラインを読むと、この3つは根拠の重みがまったく違います。数値付きの推奨が新しく付いたのは水分だ…
むせる患者に反射的にとろみを足していませんか。嚥下造影でその場の誤嚥をいちばんよく止めたのは濃いとろみでしたが、3か月後の肺炎は、件数としては濃いとろみのほうが多く数えられていました。日本のガイドラインが肺炎の予防として推奨を出しているのは…
「お酒とタバコは控えて、無理のない運動を」——心房細動の患者さんに、こう伝えて終わっていないでしょうか。この助言はガイドラインどおりですが、患者さんがいちばん困る場面には答えていません。それは「薬を飲み忘れた翌朝」です。心房細動患者6万4千人…
「転ばないように、足腰を鍛えましょう」——外来でこう言って終わっていないでしょうか。この助言は間違いではありませんが、転倒を減らす条件を満たしていません。108の試験をまとめたコクラン・レビューで転倒率を確実に下げていたのはバランス・機能的運動…
「CPAP、ちゃんと使えていますか」「はい、4時間は超えています」——この2往復で外来が終わっていないでしょうか。CPAP療法でつまずくのは装置そのものではなく、①「4時間」を合格ラインとして扱ってしまう②眠気が取れない原因を圧の設定に求めてしまう③どう…
鉄欠乏性貧血は、外来でもっとも多く出会う貧血でありながら、診断がついた後の指導がもっとも定型化されていない領域です。鉄剤を処方したあと、患者さんから必ず聞かれるのは「いつまで飲むのですか」「食事で治せませんか」「お茶で飲んではいけないと聞…
食事指導は「何を禁止するか」ではなく「何を守るか」から始める この記事では、食事指導がうまくいかない理由・まず確認したい7つの項目・1)体重と体重変化について解説します。 youtu.be 外来でそのまま使える食事指導シリーズ 第1回 目次 食事指導がうま…