自立支援制度を利用すると本当に得か?シミュレーターで検証
てんかんや精神疾患で通院中の患者さんから「自立支援医療制度を使ったほうが良いですか?」と聞かれることがあります。制度を利用すれば医療費の自己負担が1割になりますが、診断書料や申請の手間を考えると、全員にメリットがあるとは限りません。
そこで、自分の状況でどれくらい得になるのかを計算できるシミュレーターを作成しました。
シミュレーターはこちら
どんな費用がかかるか
外来受診では以下のような費用が発生します:
- 外来診療料:約760円(再診の場合)
- てんかん指導料:2,500円(てんかん患者の場合)
- 薬局での調剤関連費用:薬剤代とは別に調剤基本料・薬学管理料などがかかる
- 診断書料:5,000円前後(申請時に必要、自費)
結論:薬の種類で大きく変わる
シミュレーションの結果、以下のことがわかりました:
- 従来薬(デパケン、アレビアチン、テグレトール)のみで3か月に1回の受診 → 診断書料や手間を考えるとメリットは少ない
- 新規抗てんかん薬(ブリィビアクト、ビムパット、フィコンパなど)を使用中 → 薬価が高いため絶対にお勧め
- 月1回以上の受診や複数の薬を併用している場合 → メリットが大きい
自立支援医療制度とは
自立支援医療(精神通院)制度は、てんかん・統合失調症・うつ病などの精神疾患で継続的に通院が必要な方の医療費自己負担を3割から1割に軽減する公的制度です。詳しい制度解説は以下の記事をご覧ください。