生活
2036年の日本では、高齢者そのものの数よりも、働く現役世代の急減が重くのしかかります。同時に、80〜90代の親から60代前後の子へ資産が引き継がれる「老老相続」が、大相続時代の中心になっていきます。相続が増えても消費はなかなか動かないという、あま…
「介護施設の入居金、500万円。本人の口座にお金はあるのに、家族は1円も引き出せない」——これは、認知症のご家族がいる方にとって、決して他人事ではない話です。銀行は本人の意思確認ができなくなると取引を止めます。詐欺や横領から本人を守るための大切…
もし明日、あなたの銀行が破綻したら、預金はどうなるのでしょうか。「1,000万円までは預金保険で保護される」という話は広く知られていますが、実はこの制度には見落とされやすい落とし穴があります。本記事では、預金保険制度(ペイオフ)で実際に何が守ら…
「クレアチニンが少し高いですね、次は塩分に気をつけて」——外来でそう言って終わっていませんか。あるいは、患者さんが良かれと思ってたんぱく質を自己判断で極端に減らし、かえって痩せて筋力が落ちてしまうのを見たことはないでしょうか。慢性腎臓病(CKD…
銀行の普通預金が1,000万円を超えると、預金保険で全額が守られる範囲を超えてしまいます。「超えた分は個人向け国債に回すべき」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。この記事では、預金保険制度の仕組みと個人向け国債の特徴を整理…
「手のしびれ、しばらく様子を見ましょう」——外来で手根管症候群(CTS)の患者さんに、つい経過観察を勧めてしまう。あるいは逆に、どのタイミングで手術を紹介すべきか判断に迷う。手根管症候群のセルフケア指導は、生活習慣病の指導とは根拠の構造が異なり…
「かぜですね、抗生物質を出しておきます」——外来で、患者さんの期待に押されてつい抗菌薬を処方してしまう、あるいは「抗生物質は要りません」と伝えて不満そうにされる。かぜ(感冒)のセルフケア指導は、実は「抗菌薬は効かない」という一言をどう伝える…
「尿酸値が高いですね、プリン体を控えて」「お酒はビールをやめて」——外来でついそう言って終わっていませんか。高尿酸血症・痛風の生活指導は、食事(プリン体と果糖)・アルコール・水分・減量と運動のそれぞれにエビデンスがあり、しかも尿酸降下薬の“代…
Apple Watchなどで自分の「VO2 max(最大酸素摂取量)」を知り、思ったより低くて不安になった方は少なくありません。VO2 maxは持久力=体力の総合指標で、運動習慣がなくても、正しく取り組めば着実に伸ばせることが分かっています。この記事では、運動ゼロ…
「片頭痛は誘因に気をつけて」「規則正しい生活を」——外来でついそう言って終わっていませんか。片頭痛のセルフケア指導は、頭痛ダイアリー(記録)・睡眠・有酸素運動・食事と水分・ストレス対処・薬剤使用過多頭痛(MOH)の回避のそれぞれにエビデンスがあ…
「コレステロールが高いので、食事と運動に気をつけて」——外来でついそう言って終わっていませんか。脂質異常症の生活指導は、食事(飽和脂肪酸を減らす・地中海食パターン・食物繊維)・運動・減量・禁煙・節酒のそれぞれにエビデンスがあり、しかも薬物治…
「発作に気をつけて」「規則正しい生活を」——外来でついそう言って終わっていませんか。てんかんの生活指導は、服薬・睡眠・誘因(引き金)の回避・安全な暮らし・発作時の対応・こころのケアのそれぞれにエビデンスがあり、しかも薬物治療の“代わり”ではな…
「食事に気をつけて」「運動してください」——外来でついそう言って終わっていませんか。2型糖尿病の生活指導は、食事・運動・血糖自己測定(SMBG)のそれぞれにエビデンスがあり、しかも薬物治療の“代わり”ではなく“上乗せ”として体調と数字を確実に良くしま…
「検査では異常なしと言われたのに、めまい・ふらつきがずっと続く」——こう訴える患者さんは、脳神経内科の外来で決してまれではありません。頭部MRIも採血も平衡機能検査も大きな異常がなく、「気のせい」「様子を見ましょう」で終わってしまう。その空白を…
「血圧の薬は飲んでいますが、生活は何を気をつければ?」——外来でよく受ける質問です。多くの医師は「塩分を控えて」と答えるにとどまりがちですが、減塩・食事・家庭血圧・運動・節酒にはいずれも降圧のエビデンスがあり、しかも降圧薬に「上乗せ」して効…
「認知症は予防できますか?」と外来で聞かれたとき、多くの医師は「生活習慣に気をつけて」と答えるにとどまりがちです。しかし2024年のランセット委員会は、認知症の最大約45%が、修正可能な14の危険因子に関連していることを示しました。問題は、それを外…
【動画でわかる・患者さん向け】不眠症は薬に頼らなくても治る? CBT-Iの4つの技法と睡眠衛生の正しい位置づけを、脳神経内科医がやさしく解説します。 📊 スライドだけ見る(全17枚・PDF可) 眠れない夜が続くと、つい「睡眠薬を飲むしかないのかな」と思って…
真夏、家族の「様子がおかしい」に気づいたとき——それは熱中症でしょうか、それとも脳卒中やてんかん発作、低血糖でしょうか。実は熱中症の急性期は神経症状が中心で、脳の病気と見分けがつきにくいことが知られています3。2024年には日本救急医学会のガイド…
80代になっても元気に運転を続ける親。同乗しても運転はしっかりしていて、無事故無違反。それでも、ニュースで高齢ドライバーの重大事故を見るたびに「うちの親は大丈夫だろうか」と心配になる――。そんなご家族は少なくありません。この記事では、「返納す…
医知創造ラボ 暮らしと植物の話 初夏の庭や散歩道を彩るアジサイ(紫陽花)。じつは「ガクアジサイ」「手まりのアジサイ」「カシワバアジサイ」など、見た目も生まれもさまざまです。この記事では、アジサイの種類と見分け方を「3つのグループ」と「花のかた…
棚に置いてあるそのサプリメント、「何のために飲んでいますか?」 健康のために、と思って飲んでいる方が多いと思います。けれど、サプリは実は医薬品ではなく「食品」で、国の審査を受けていないものも少なくありません。大規模な研究では、健康な人がサプ…
健康診断や人間ドックで「骨密度が低い」「骨粗鬆症の疑い」と言われて、不安になっていませんか。あるいは、ご家族が背骨や足の付け根を骨折して、初めて骨粗鬆症という言葉に向き合っている方もいるかもしれません。骨粗鬆症は痛みもなく静かに進むため、…
スライド 神経障害をきたしやすい薬剤 - モバイルプレゼンテーション | Claude | Claude 音声概要 アンチエイジング0730.mp3 - Google ドライブ 確認クイズ エビデンスに基づくアンチエイジング クイズアプリ | Claude | Claude 作者コメント:あるYoutubeを…
日本には高血圧の方が推定4,300万人いるとされ、実に3人に1人に相当します。しかもその約7割にあたる3,100万人が、十分に血圧をコントロールできていません。高血圧は「沈黙の殺し屋(サイレント・キラー)」と呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま血管を傷つ…
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)は高血圧・心不全・CKD治療において重要性が増しています。なかでもミネブロ(エサキセレノン)は2019年に承認された非ステロイド型MRAであり、従来のセララ(エプレレノン)で禁忌だった中等度腎機能障害や糖尿病性…
目次 1年間の数字 きっかけ:ChatGPTディープリサーチとの出会い 発信の目的 ── AIの素晴らしさを広めたい 学びと発信の好循環 進化の過程 ── テキストから動画へ 複数のAIを使い分ける楽しさ これからの展望 2025年3月7日にこのブログを開設してから、ちょ…
仕事の疲れをとる「エビデンスのある方法」 ― 忙しい医療者にも実践可能な、科学的に支持された回復戦略 ― この記事では、疲労の3つのタイプ・① 睡眠の最適化 ― 最もエビデンスが強い・なぜ重要かについて解説します。 youtu.be 目次 疲労の3つのタイプ ① …
バレンタインデーとは何か? ― 欧米と日本の違いから見える文化の違い ― 2月14日の「バレンタインデー」は、日本ではチョコレートを贈る日として定着しています。しかし、もともとの起源や、欧米での過ごし方は日本とはかなり異なります。本記事では、歴史的…
認知機能検査「第1分類」患者への診察と対応ガイド 日本の道路交通法では、75歳以上の高齢運転者が運転免許を更新する際に「認知機能検査」を受けることが義務付けられています。この検査は、時間の見当識(日付や時間の認識)、手がかり再生(複数のイラス…
作者コメント 難聴は認知機能悪化の危険因子であるため外来で補聴器をすすめていますが、補聴器の知識がありませんでした。今回、情報収集しましたので共有します。 難聴に補聴器をスライド youtu.be 目次 はじめに:高齢者の「聞こえづらさ」を放置しない…