脳卒中
「脳ドックを受けてみたいけど、本当に必要かな」「親が脳卒中になったから心配」「未破裂脳動脈瘤と言われたらどうすればいいの?」 ― こうした疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。脳ドックは無症状のうちに脳の異常を見つけるための検査ですが…
脳梗塞で寝たきり全介助の患者は身体障害1級か? ― 「体幹機能廃絶」ではなく「下肢障害」になる理由と例外 脳梗塞後の片麻痺で寝たきり・座位保持も困難な全介助患者の身体障害者手帳を申請するとき、「座っていられない=体幹機能廃絶=1級」と判断したく…
意識障害患者の血圧が高ければ頭蓋内疾患か?池田2002年BMJ論文と最新エビデンスの再検証 意識障害患者の血圧が高ければ頭蓋内疾患か?──池田2002年BMJ論文と最新エビデンスの再検証 救急外来で意識障害患者を診たとき、ベテラン医師が瞬時に「血圧が高いか…
脳神経内科の日常診療において、脳梗塞急性期のヘパリンは「1日1万単位の固定か、APTTで細かく調整すべきか」「心原性脳塞栓症に対するヘパリンブリッジングはまだ必要か」「低用量でもHIT(ヘパリン起因性血小板減少症)は起きるのか」と、若手医師や専攻医…
OCEANIC-STROKE試験の衝撃 ― XIa因子阻害薬asundexianが脳梗塞二次予防を変える 2026年2月、ニューオーリンズで開催されたInternational Stroke Conference 2026(ISC 2026)で、OCEANIC-STROKE試験の結果が発表された。活性化凝固第XIa因子阻害薬asundexian…
rt-PA静注療法の適応・禁忌の覚え方|「時・血・画・出・偽」で整理する語呂【脳梗塞2025】 超急性期脳梗塞治療における rt-PA(アルテプラーゼ)静注血栓溶解療法は、適応を正確に判断しなければ重大な出血合併症を引き起こす。禁忌項目は一覧にすると十数…
片側性舞踏病は、片側の四肢や顔面に出る不規則で流れるような不随意運動を指します。近位優位で大きく投げ出すような動きであるヘミバリスムを含め、hemichorea / hemiballismusのスペクトラムとして捉えるのが実用的です。大事なのは、これは病名ではなく…
小脳梗塞後のリハビリテーション:エビデンスに基づく回復戦略と最新治療【KOSCO・NIBS・DBS・VR】 youtu.be 小脳梗塞後のリハビリテーション:エビデンスに基づく回復戦略と最新治療 目次 1. 小脳梗塞の疫学と臨床的特徴 2. 予後と回復の時間経過 3. 失調の…
脳循環代謝改善薬は本当に必要か? ― 脳梗塞慢性期で「漫然投与」を見直すための実践ガイド youtu.be 脳循環代謝改善薬は本当に必要か? ― 脳梗塞慢性期で「漫然投与」を見直すための実践ガイド 目次 はじめに ― よくある処方、よくある疑問 脳梗塞慢性期治…
研究会でお会いした先輩から今、線維芽細胞の研究が面白いという話をききました。自分にはピンとこなかったのですが情報を収集して高校生レベルで理解できるようにとAIに指示してみました。 youtu.be 脳神経領域の線維芽細胞と線維性瘢痕が面白い理由と再生…
アドレノメデュリン(AM)と脳神経領域への応用 ― 血管を守るペプチドの可能性 この記事では、アドレノメデュリン(AM)とは・産生部位と作用機序・産生部位について解説します。 youtu.be アドレノメデュリン(AM)と脳神経領域への応用 ― 血管を守るペプチ…
コメント DWIは虚血コア、DWI-FLAIRミスマッチは時間が早いこと、DWI-perfusionミスマッチは救えるペナンブラがあることを意味することをあらためて整理しました。 DWI–FLAIRは"時計"、DWI–perfusionは"救える脳"― 画像で考える急性期脳梗塞の超シンプル整理…
被殻出血の解説 目次 エグゼクティブサマリー 定義と解剖学的背景 疫学 主な病因・危険因子と病態生理 臨床症状 診断 画像所見の具体例と解説 治療・合併症・予後・リハビリ・二次予防 患者向けQ&Aと注意点 参考文献 エグゼクティブサマリー 全体像 被殻出…
一過性全健忘(Transient Global Amnesia, TGA)とは 一過性全健忘(いっかせいぜんけんぼう、Transient Global Amnesia, TGA)とは、突然生じて一時的に記憶が保てなくなる発作性の症候群です。典型的には新しい出来事を覚えられなくなる前向性健忘が数時間…
めまいは脳の病気か耳の病気か?中高年に多いめまいを徹底解説 めまいは、中高年の方にとって日常的な悩みのひとつです。突然グラっときて「脳の病気では?」と不安になる方も多いでしょう。実際、めまいの原因には大きく「脳(中枢神経)」と「耳(内耳)」…
脳卒中とTIA一般向け解説 脳卒中は、脳の血管が詰まるか破れることで脳への血流が途絶え、様々な神経症状を引き起こす総称です。日本では年間約10万人が脳卒中で亡くなっており、死因の第4位であるとともに、要介護や寝たきりの主要因にもなっています[1]。…
作者コメント 漢字を急に読めなくなったという側頭葉底面言語野の脳梗塞を経験しました。以前、研究に関わっており、引用文献の一部にも私の名前が入っています。背景知識があったので、リハビリの頑張り次第でかなり良くなる可能性が高いので、頑張りましょ…
作者コメント でたばかりのアメリカの脳卒中ガイドラインの主要改訂ポイントをまとめました!テネクテプラーゼ、血栓溶解療法の時間、EVTの適応拡大、小児などエビデンスに基づいて新しいことがかなり加わりましたね!かなり熱い改訂です!! 2026年版AHA/AS…
作者コメント 先日、ワーファリンからDOACに切り替えた患者さんから、薬代が急に高くなったから戻してほしいと言われました。その際に、採血費用が減ること、ワーファリンがちゃんと治療域に入っていなかったので、DOACの方がお勧めであることなどをお伝えし…
高脂血症治療の最新知見 ~LDLとTG、それぞれへのアプローチ~ この記事では、はじめに・LDL高値 vs TG高値:なぜ分けて考える必要があるのか?・動脈硬化リスクの違いについて解説します。 youtu.be 脂質異常症の最新治療|LDL・TG別の薬剤選択(スタチン+…
周術期抗血栓薬管理と脳梗塞予防:外科からの相談に答える実践ガイド この記事では、はじめに・「休薬関連脳梗塞」とは何か・なぜ止めると脳梗塞が増えるのか(臨床的に重要な3点)について解説します。 youtu.be 周術期抗血栓薬管理と脳梗塞予防:外科から…
作者コメント もやもや病の脳梗塞を経験しました。東アジアに多い疾患だそうです。 もやもや病のスライド もやもや病音声概要 もやもや病に伴う脳梗塞:専門的解説 目次 概要 疫学(年齢・性別・地域差など) 病態生理(血行力学・脳血流低下・側副血行路形…
出血性脳梗塞を伴う心原性脳塞栓症:抗凝固療法開始の考え方 心房細動などの心原性脳塞栓症では、発症直後から再塞栓リスクが高い一方、脳梗塞巣が大きいほど出血性変化(hemorrhagic transformation: HT)が起こりやすく、抗凝固を「早く始めすぎる」ことに…
作者コメント 今年も残すところあと2週間となりました。年末年始のカルテ記載に関して、ルールを調査してみました。 ICU、SCU、救命救急病棟は診察+記載、それ以外の安定一般病棟患者は診察までは必要ないですが、安定していることを経過表や看護記録で確認…
ラコールNF経腸用半固形剤からイノソリッドへ移行 ラコールNF半固形剤からイノソリッドへの移行.pdf - Google ドライブ youtu.be 半固形栄養剤の選び方|ラコールNF半固形からイノソリッドへの切替判断と使い分け 目次 1. 製品移行の背景・方針変更の理由 2…
皮質下フレイルについてまとめてみました。 皮質下フレイル(Subcortical Frailty)とは 目次 皮質下フレイルの定義と概念 病態生理:皮質下フレイルの背景にある脳病変 関連する主な疾患と皮質下フレイル 臨床的特徴:皮質下フレイルの症状 評価と診断:皮…
血栓回収の適応についてまとめました。 ASPECTスコアの計算法 血栓回収療法の適応:最新ガイドラインと臨床試験に基づく実践的アプローチ 本記事では、日本脳卒中学会『脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2025]』[1]および最新の臨床エビデンスを基に、機械…
今回の内容を1枚の図にしました。 【完全攻略】t-PA(アルテプラーゼ)適応・禁忌の「ロジカルな覚え方」 t-PAの適応判断は、単なる暗記ではなく「出血リスク vs 治療ベネフィット」の天秤です。丸暗記しようとせず、以下のイメージを持って整理しましょう。…
作者コメント 網膜中心動脈閉塞症は、脳梗塞と同じように扱うと聞いていたのですが、保険上は難しいと思います。MRIで脳梗塞を高率に合併するようですし、DWIで高信号があれば、メインが眼の症状でも脳梗塞の治療をするのは良いでしょう。 いずれにしても、…
youtu.be 作者コメント BADは進行しやすいので、どのように治療していくか迷うケースが多いです。エビデンスをまとめてみました。 低分子デキストランを、自分はわりと使ってきましたが、エビデンス皆無、歴史的な治療法で現在は廃れているらしいです。DAPT…